

人工透析
dialysis
人工透析室
私たちは、安心で安全な透析医療を提供し、患者の社会生活の向上を目指しています。

初期からの適切なケアは、慢性腎臓病の進行を遅らせるた めに非常に重要です。専門医による早期診断と早期治療が、この病態の進行を抑制し、合併症のリスクを減少させるのに役立ちます。
慢性腎臓病(CKD)は一度なってしまうと腎臓移植を行う以外は生涯透析療法を続ける必要がある重大な病気です。しかし、腎臓病の初期は健康診断などでタンパク尿や血尿の指摘を受けるだけで、痛みなどの自覚症状はほとんどなく、そのままにされてしまう例が思いのほか多いのです。しかし、腎臓病の治療は初期こそが肝心です。専門医による効果的な治療や、食事・運動療法などの生活習慣の改善で、腎臓病が慢性化するのを防いだり、可能な限り遅らせたりすることができます。腎臓に関して気になることがあったら迷わずご相談ください。
features
当院の特徴
腎センターは、腎不全に対する治療と管理を専門とし、血液透析を提供しています。
※通院困難な場合、送迎車での送迎が可能です。
※新しい機器設備を設置し、ベッドも25床ご用意しております。
※各ベッドに無料のアーム付液晶TVを設置しております。
treatment
主な治療
血液透析(HD)
血液ろか透析(HDF)
オンラインHDF


血液ろか透析(HDF)
当院では通常の血液透析に加え、血液透析と血液ろかを併用した血液ろか透析(HDF)を行っております。HDFはオンラインHDFとも呼ばれ、血液透析中に大量の点滴を行い、点滴で投与された液も濾過しながら透析を行う治療法です。


バスキャラーアクセスの管理
血液透析治療では、バスキュラーアクセス(血管アクセス)の適切な管理が不可欠です。当院では、患者様のバスキュラーアクセスを適切に管理しています。バスキュラーアクセスの管理には、定期的なシャントエコー(血管内エコーグラフィー)を実施しており、バスキュラーアクセスに関するトラブルが発生した際には、シャントPTA(バスキュラーアクセスの拡張術)やシャント手術などができる施設にご紹介しています。


主な対象疾患
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急性⽷球体腎炎、慢性⽷球体腎炎(IgA腎症、膜性腎症など)
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ネフローゼ症候群
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尿細管・間質性腎疾患
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全⾝疾患に続発する腎疾患(ループス腎炎など)
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急性腎不全、慢性腎不全
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遺伝性疾患(多発性嚢胞腎、アルポート症候群、Fabry病など)
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⾎液透析などの⾎液浄化法の適応とされる疾患
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⾎漿交換や吸着療法の適応となる疾患(家族性⾼脂⾎症など)
food during dialysis
透析中の食事に関して
透析中の患者の血圧低下リスクを最小限に抑えるために、透析中の食事は通常提供されません。透析後の食事は可能です。
どんなときに腎臓内科を受診すれば良いの?
健康診断でタンパク尿や血尿を指摘されたとき
腎臓病の発症には、タンパク尿や血尿などの兆候が現れることがあります。これらの症状が現れる場合、糸球体腎炎という腎臓疾患の可能性が考えられます。
糖尿病、⾼⾎圧症、メタボリック症候群、膠原病などの⽅
糖尿病、高血圧症、メタボリック症候群、膠原病など、これらの疾患が存在する場合、腎臓病の発症リスクが高まります。
以下のような症状がある方
⾜のむくみ、尿の⾊が⿊い、尿の泡⽴ちがひどい、⾎圧が⾼いなどの症状がありましたら、気兼ねなく当院を受診してください。